辞書登録 Lite
「辞書登録 Lite」は変換辞書登録ツールの簡易版で,iPhone OS の日本語キーボードで任意の単語を一時的に変換できるようにするものです。
※単語登録が成功しないお客様へ: まず,使用方法で正しい操作方法をご確認下さい。それでも変換候補に目的の単語が現れない場合は,トラブル情報をご参考に問題解決を試みて下さい。
※本アプリケーションは簡易版につき,単語の一時登録にのみ対応します。登録した単語が頻繁に消える場合や登録件数が多くなるような場合には,連絡先登録に対応した有料版「辞書登録 Plus」のご購入をご検討下さい。
- タイトル: 辞書登録 Lite(じしょとうろくライト)
- 開発元: MGJ Interactive
- 対応機種: iPhone または iPod touch
- 対応 OS: iPhone OS 2.2.1〜3.1 以上(iPhone OS 3.1.3 動作確認済,詳細)
- カテゴリー: ユーティリティ
- 公開時期: 2009 年 1 月
- 最新バージョン: 1.0.5(詳細)
- 入手方法: App Store からダウンロード
- 価格: 無料
- 言語: 日本語
![[辞書登録 Lite Screen-1]](images/A0001-1.jpg) | よみがな欄に登録語のよみ(ひらがな)を入力する
※同音異義語の多い読みがなは,変換テストに失敗する場合がありますので,本来のよみがなにダミーの文字を追加して登録するようにして下さい(参考)
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![[辞書登録 Lite Screen-2]](images/A0001-2.jpg) | 登録語欄に変換したい目的の単語を入力し [一時登録(変換テスト実行)] を押す
※登録語には通常の日本語の他,記号類や定形文等が登録できます
※登録語の入力には日本語・英語の他,各国のキーボードが使えます
※iPhone OS 3.0 以上では,他のアプリケーションからコピーした単語をペーストすることができます
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![[辞書登録 Lite Screen-3]](images/A0001-3.jpg) | 日本語キーボードに切り替え,先のよみがなをテスト欄に入力して実際に変換処理を実行させる
※iPhone OS 3.0 以上では,変換テストの際にキーボードが英語版にリセットされますので,都度日本語キーボードに切り替えるようにして下さい(参考)
※目的の単語が選択されるまで [確定] は押さないで下さい
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![[辞書登録 Lite Screen-4]](images/A0001-4.jpg) | 変換候補が表示されたら目的の単語が現れるまで [次候補] を押し,先に入力した登録語と同じものを選択する
※登録語の内容によっては変換候補が 2 ページ以上に渡る場合がありますので,目的の単語が現れない場合は「→」か [次候補] を続けて押して次のページ以降を表示してみて下さい
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![[辞書登録 Lite Screen-5]](images/A0001-5.jpg) | 登録語を正しく選択して変換テストに成功すれば登録は完了です
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登録した単語は iPhone OS の変換学習辞書に一時的に記録され,日本語入力可能なほとんどのアプリケーションで一定期間利用できるようになります。登録した単語はよみがなの最初の数文字を入力しただけで変換候補に最優先で現れるようになります。
- 登録時に入力できる文字数は以下の通りです
- iPhone OS 2.2.1 の場合
- よみがな: 最大 128 文字
- 登録語: 最大 256 文字
- iPhone OS 3.0 以上の場合
- よみがな: 最大 127 文字
- 登録語: 最大 140 文字
- よみがなは原則としてひらがなのみですが,iPhone OS 3.0 以下ではアルファベットや記号類が使える場合もあります(ただし,変換テストで成功することが条件です)
- 登録語には通常の日本語の他,記号類や定形文等が登録できます
- 登録語の入力には日本語・英語の他,各国のキーボードが使えます(絵文字キーボードは使えません)
- システムの設定アプリケーションで中国語(簡体字または繁体字)の手書きキーボードをオンにしておけば,中国語と共通の漢字を手書き入力で登録することもできます
- 登録語によっては変換テストの際に優先順位が低く設定され,変換候補リストの次ページ以降に現れる場合がありますので,目的の単語が現れるまで [次候補] を押し続けて下さい(変換テストに成功すれば最優先に設定されます)
元々海外製品である iPhone では,日本語変換が OS の正規の機能として公開されていないため,通常の操作やアプリケーションの処理で変換辞書を書き換えたりユーザー辞書を追加することは,機構上不可能となっています。しかし,一度変換に成功した単語は変換学習辞書に記録され,以後日本語キーボードで利用できるという裏技が知られています。本アプリケーションではこの仕組を応用して,任意のよみがなと単語で変換処理を発生させ変換学習辞書に記録させることによって,暫定的なユーザー辞書として機能するようにしています。
そのため登録はあくまで一時的なものとなり,出現頻度の低いもの(概ね 1,000 文字につき 1 回未満のもの)から順に消去されていきます。なお,この場合の使用頻度とは日本語変換の実行回数に対する頻度であり,時間的な頻度とは関係ありません。従って長大な日本語を日常的に入力されるような場合には,使われない単語は一瞬で消え去ることもあります。また,一般的なよみがなよりも,特殊なよみがなの方が登録の耐久性は向上する傾向があります。
その他本アプリケーションには,以下のような制約があります。
- 登録の際には変換テストを実行する必要があり,変換が成功しない限り登録は完了しません(操作方法)
- 同音異義語の多いよみがなは変換されにくい傾向があります(参考)
- システムの設定アプリケーションで変換学習辞書をリセットすると,登録した単語は全て削除されます
- 逆に,個別の登録語を明示的に削除する方法はありません(参考)
- 登録語は全て無品詞となり語尾活用や連文節変換には対応しません
- 登録件数は 10〜20 件程度が実用的な限度と考えて下さい
簡易版の本アプリケーションは,入力の難しい単語や記号類を短期集中的に使用する用途に限定したものとなっております。大量の単語群を永続的に保存したり,長い文章を日常的に入力したり,変換辞書をデータベースや備忘録として応用するような用途には不向きですので,有料版「辞書登録 Plus」のご購入をお薦めします。
一度変換テストに成功した単語は変換学習辞書に自動的に保存され,一般的な方法で削除することはできません。登録語を消去したい場合は,以下のいずれかの方法をお試し下さい。
- 登録語を全て消去する場合は,「設定」アプリケーションの「一般」→「リセット」画面で「キーボードの変換学習をリセット」を実行して下さい(一般の変換学習の結果も全てリセットされます)
- 個別の登録語を明示的に削除する方法はありませんが,変換せずに一定期間放置しておけば自動的に消去されます
- 誤って登録した単語を取り消す方法はありませんが,応急処置として 3〜5 種類の同音異義語を続けて変換すれば,最初の変換候補には現れなくなります
特定の単語が変換されなかったり優先度が極端に低くなったりするような場合は,多くのケースではよみがなの内容に原因があると考えられます。これは iPhone の日本語変換処理の特性によるもので,変換学習辞書に同音異義語の登録枠が少ないのと(3〜5 件),予測変換との重複時に長い読みがなの候補が優先されるのが原因です。特に iPhone OS 3.1 以上ではその傾向が顕著になっています。
そのため,2〜3 文字の短いよみがなや良く使われるよみがなで単語を登録する際には,本来のよみがなに任意の識別文字やダミーの文字を追加して登録することをお勧めします。よみがなにダミー文字を付けて変換するのは一見面倒に思われがちですが,一度変換テストを実行すれば予測変換が有効となり,以後は本来のよみがな(あるいはその一部)で最優先に変換できるようになりますので,かえって変換操作の能率が向上します。
- 短いよみがなの改善例
「知客」: しか→しかー(長音符号を追加)
「㐧」: だい→だいいち(連想される熟語のよみを追加)
- 同音異義語の改善例
「奇巧」: きこう→きこうあ
「紀綱」: きこう→きこうい
「騎行」: きこう→きこうう
(識別文字として「あ」「い」「う」等を追加)
また,定形文などの長い単語を登録する場合は,読みがなによっては変換候補に現れなくなる場合があります。これは iPhone OS 日本語キーボード固有の問題で, 一定の条件によって長い単語が変換候補に表示されなくなることがあるからです。長い単語を登録する場合は,むしろ 1〜2 文字程度の短い読みがなの方が変換に成功しやすい傾向にあります。定形文などよみが不定な単語を登録する場合は,以下のようなよみがなにすることをお勧めします。
- あー,いー,うー⋯ 等
- あ,い,う⋯ 等
- ー(長音符号)
※同音異義語が増え過ぎないようにご注意下さい
登録語の中に { } で括った Unicode 16 進数を記述すれば,対応する Unicode 文字に置換して登録されます。複数の 16 進数をスペースで区切って文字列や合成文字を記述することもできます。
〔使用例〕
{9ad9 fa11} →「髙﨑」(ハシゴ高 + タテ崎)
{3000} →全角スペース((注))
{ff61}〜{ff9f} → 半角カタカナ(一覧,注)
{25b 303}fini →「ɛ̃fini」(発音記号の「アンフィニ」)
{928 92e 938 94d 924 947} →「नमस्ते」(ヒンディー語の挨拶「ナマステ」)
なお,Unicode のご利用に関しては以下の注意事項にもご留意下さい。
- Unicode を調べるには,文字パレット(Mac OS X の場合)または文字コード表(Windows の場合)を利用するか,もしくは The Unicode Consortium が公開している文字コード一覧を参照して下さい
- { } 内に無効なコードが含まれている場合は文字置換は行われません
- 「{ }」を含む単語(定形文)を文字置換したくない場合は「{」の代りに「{7b}」を入力して下さい
- Unicode 文字の中には iPhone で表示されないものや,アプリケーションまたは Web サイトによって正しく処理されないものがあります
- iPhone ではヒンディー語やベンガル語などで特殊な結合規則が正しく反影されない場合があります(転送先の端末で対応していれば正しく表示されます)
- iPhone OS の制約により,全角スペース {3000} はテキストフィールド(一行入力欄)を利用したアプリケーションでは半角スペースに置き換わって処理されることがあります
- 半角カタカナはインターネットの規格上特殊扱いとなり,メールサーバーや Web サイトによっては使えない場合があります
本章ではアプリケーションに関する技術的な情報を記載しています。通常のご利用には特にお読みいただく必要ありませんが,効果的な活用のためのご参考にして下さい。
- 1.0.0(2009 年 1 月): 初期リリース
- 1.0.1(2009 年 2 月): メンテナンス
- 1.0.2(2009 年 5 月): 軽微な改善
- 1.0.3(2009 年 7 月): iPhone OS 3.0 互換性対策
- 1.0.4(2009 年 12 月): 機能追加等
- 1.0.5(2010 年 1 月): 軽微な改善
- iPhone OS 3 における字数制限の最適化
iPhone OS 3.0 以上における日本語変換機能の制約事項を,入力欄の字数制限に厳密に反映
- ヒントメッセージの強化
不適切なよみがなを警告するヒントメッセージを追加
本アプリケーションの動作はその性質上 OS の機能に大きく依存しているため,iPhone OS のバージョンによって若干の制約事項がございます。ご利用の OS バージョンに応じて,以下の注意事項にご留意下さい。
- iPhone OS 2.2.1 での注意点
- iPhone OS 2.2.1 では入力欄でのコピー & ペーストは使えません。ただし,一度登録した単語は変換によって再利用できますので,繰り返し使われる語句はあらかじめ登録しておくことをお勧めします
- iPhone OS 2.2.1 ではシェイク操作によるアンドゥは利きません。入力内容をお間違えの際には (×) を押して入力をやり直しして下さい
- iPhone OS 2.2.1 では日本語キーボードの処理の性質上,メモリー不足によりシステムの動作が不安定になりやすくなっています。日本語入力の動作が不安定な場合やメモリー不足の警告が出る場合は,一旦装置の電源(ロックボタン長押し)をオフにしてから入れ直してみて下さい
- iPhone OS 3.0 または iPhone OS 3.1 以上での注意点
- iPhone OS 2.2.1 から iPhone OS 3.0 以上にアップグレードした際に,登録した単語が全て消去されることがあります。その場合はお手数ですがもう一度登録をやり直して下さい。また,iPhone OS 3.0 以上を導入される前には,登録した単語を「メモ」などに保存しておくことをお薦めいたします(登録語が消えた場合でも,コピー & ペーストで入力し直すことができます)
- iPhone OS 3.0 以上ではテスト欄を開くときにキーボードが英語版にリセットされるようになります。変換テスト実行の際には都度日本語キーボード(ローマ字キーボードまたはカナキーボード)に切り替えるようにして下さい。なお,「設定」アプリケーションで日本語以外のキーボードを全てオフにしておけば,キーボードのリセットを回避できますので,切替操作が煩わしい場合は本アプリケーションご利用の際一時的に設定変更してみて下さい
- iPhone OS 3.0 以上では登録できる文字数の制限が厳しくなっており,よみがなは最大 127 文字,登録語は最大 140 文字になっています。制限を超える単語を登録すると,実際の変換を実行した際にアプリケーションが強制終了しますのでご注意下さい
- iPhone OS 3.0 以上では Softbank 絵文字を含む単語の登録・変換はできなくなっています。Unicode 置換文字 {E000}〜{E5FF} は使用できませんのでご注意下さい
- iPhone OS 3.1 以上での注意点
- iPhone OS 3.1 以上では変換テストで予測変換が効かなくなっていますので,よみがなを最後まで入力するようにして下さい。ただし,一度変換テストに成功すれば以後は予測変換が有効になり,よみがなの一部で変換できるようになります
- iPhone OS 3.1 以上では,同音異義語が多いと変換候補に出にくくなる傾向が特に顕著になっています。良く使われるよみがなで登録する場合は,通常のよみがなの後に任意の識別文字を付けて登録するようにして下さい(参考)
- Web フォームなどのパスワード欄には日本語キーボードが使えませんので,パスワードを単語として登録することは(保安上の理由からも)あまり意味がありません。そのような目的のために iPhone OS 3.0 以上では Safari でパスワードの自動入力が可能となっておりますので,「設定」アプリケーションの「Safari」画面で設定してみて下さい
- 動詞や形容詞などの用言類を登録する場合は,語幹だけを登録し活用語尾と分けて変換するのをお薦めします。使用頻度の高い活用語尾は連想変換により自動的に提示されるようになります
(例)「うるお」→「浥」(う/い/す)
- 上級者向け: 登録状況を確認したい場合や変換学習辞書の内容を解析したい場合には,iPhone のバックアップデータから辞書ファイルを抽出することが可能です。例えば,Pádraig 氏の